アンダードッグ効果とは、「負け犬効果」とも言われ、人の心をつかむには利用しやすい心理。
『一生懸命なのに上手くいかない人や、不利な立場の人を応援したくなる』
『頑張ってるのに報われない人を、助けたくなる、好きになる』
というのが、アンダードッグ効果
アンダードッグ効果の語源
判官びいき効果。選挙前の予測で不利とされた候補者に「判官びいき」で票が集り,選挙の結果は逆に勝つという,選挙予測の効果のこと。
選挙の予測報道にこの効果があることは,世論調査データの分析により 1940年代にアメリカで最初に発見された。
※ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説
アンダードッグ効果の例
たとえば、子犬がボールを一生懸命追いかける。
だけど、滑ったり、ずっこけたり。
そんな不器用な姿を見たとき、
「可愛い~!!」
「守ってあげたい!」
というような気持ちが湧きますよね。
その気持ちが、アンダードッグ効果。
『一生懸命なのに上手くいかない人や、不利な立場の人を応援したくなる』
『頑張ってるのに報われない人を、助けたくなる、好きになる』
というのが、アンダードッグ効果です。
アンダードッグ効果の活用法。
それでは、アンダードッグ効果を利用して人の心をつかむには、どうしたら良いのでしょうか。
『弱い一面を見せて、同情を引く』という安易な方法は、大間違い!
一生懸命さ
ありきたりな結論で申し訳ございませんが…
『一生懸命さ』や『ひたむきな姿』って、ホント大切!!
たとえば甲子園の高校野球は、プロ野球の二軍よりずっとレベルが低い。
なのに、あれだけ応援してもらえるのは、彼らが一生懸命だから。
土日も夏休みも返上し、必死に汗を流してボールを追いかけてきたことを、みんな知っているからです。
だから、
たとえ大差で負けていても、涙を流してまで応援してもらえる。
ダラダラとやっていたのなら、アンダードッグ効果は働きません。
誰も応援してくれません。
『一生懸命頑張っていると、いろんな人がいろんなチャンスをくれます。でも、一生懸命頑張らない人には、何もチャンスは来ません。』
(バルセロナ五輪・銀メダリスト 有森裕子)
昔、こんな事を言っている大人はいませんでしたか?
「ダメでもいいから、とりあえず一生懸命やれ。」
これはある意味、的を得たアドバイス。
一生懸命やれば結果が付いてくるというのもありますが
それ以上に一生懸命な人間はそれだけで人に認められるからです。
マーケティングにおいてもそれは一緒です。
一生懸命さ、真剣さをどう伝えるか。
これをうまく出来ればビジネスはもっとうまくいきます。
是非意識してみてください。